駐日シリア・アラブ共和国大使館
臨時代理大使/一等書記官
フィラス・アル・ラシディ様
特定非営利活動法人 地雷廃絶日本キャンペーン
代表理事 北川 泰弘
クラスター爆弾使用に関する抗議
私たちは、シリアの友好国である日本の市民として、2011年3月から激化したシリア騒乱により、多くの市民が犠牲者になっていることを、遺憾に思い、直ちに、紛争が終結し、これ以上の犠牲者が出ないことを望んでいます。
特に、クラスター爆弾といった戦闘終了後も不発弾が残り、広域へ影響し、市民への危険をより深刻化させる兵器の使用に関して、危惧しています。
これらの兵器は、不必要に市民に苦痛を与え、和平後の復興の妨げになります。また、特に子どもたちが多く犠牲になることが予測され、シリアの将来に暗雲をともすでしょう。
昨年、10月にソビエト製クラスター爆弾のシリア軍による使用、今年1月に入ってからは、地上発射型のクラスター爆弾を使用したとの報道や報告がありました。
私たちは、シリア政府軍がこのような「非人道的」兵器であるクラスター爆弾を使用したことを非難し、今後は使用しないこと、不発弾処理を早急に行うこと、クラスター爆弾禁止条約に即刻加盟することを求めます。
賛同団体:
日本イラク医療支援ネットワーク
アーユス仏教国際協力ネットワーク
JHP・学校をつくる会
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
ピースボート
グリーンアクションさいたま
日本国際ボランティアセンター
ヒューマン・ライツ・ウォッチ
公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本